#16 葛西優太

こんばんは!
背番号16、投手兼内野手の葛西優太です。
今回は5月にツーリングに行った時に見つけた松尾鉱山について紹介したいと思います。
松尾鉱山は八幡平アスピーテラインの麓、岩手県の松尾村(現 八幡平市)に1969年まで存在していました。主な鉱物は硫黄であり、一時は東洋一の硫黄鉱山でした。最盛期には15,000人もの人が住んでいて学校、病院、デパートのように品揃えが豊富な売店、映画館などがあり、標高約1,000mの地にあったことから「雲の上の都市」などと呼ばれていました。
しかし、1960年代後半に低コストの輸入硫黄、原油から硫黄分を取り除く際に発生する回収硫黄が大量に流通したことにより松尾鉱山は事実上の閉山に追い込まれてしまいました。
現在は「負の遺産」と呼ばれ、未だに鉱毒水が流れ出ていて、毎年6億円もの費用をかけて中和処理を行っているそうです。
栄枯盛衰という栄えたり衰えたりを繰り返す世の中の儚さを意味する言葉がありますが、衰えないためにはどうすればよいか、ということを常に考え、それに努めながら過ごしていきたいと思います。
写真はアスピーテラインの大深沢展望台からの景色と、松尾鉱山の旧社員宿舎のアパート群の廃墟です。
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